私が所属する認定NPO法人日本IDDMネットワークでは、昨年までの2年間で1億5千万円という金額を、バイオ人工膵島移植という移植法を日本で実現するために支援してきました。
これは、医療用のブタからインスリンを出す細胞を取り出し、免疫拒絶反応を抑える特殊なカプセルで包んで、点滴などで移植するというものです。
膵島移植をしてインスリン離脱したけれど、また自己免疫で攻撃されて1型糖尿病を発症した方もいらっしゃるそうです。
私たちの病気は、ただインスリンが出る細胞を移植すればいいのではなく、その細胞をいかに自己免疫から守るかも大切なのだと思います。
最終的には、ヒトiPS細胞で移植する日を待ち焦がれている方も多いと思いますが、その際にも免疫拒絶反応を抑える特殊なカプセルは必要になるのではと個人的には思っています。
そんな中、支援した「バイオ人工膵島移植プロジェクト」が社会にどれだけ影響を及ぼすかについて調査するため、1型糖尿病患者の方および患者の保護者の方(患者が未成年者の場合)を対象にアンケート調査を行っています。
10〜20分ほどかかるアンケート調査ですが、今後このような研究支援が必要なのか、研究支援に対して患者・家族の皆さんはどのように思っているのかを調べる大切な調査になりますので、ぜひともご協力のほどよろしくお願いいたします。
<回答期限>
10月31日(水)23:59まで
<アンケート回答フォーム>
【A】20歳以上に達した1型糖尿病患者本人
jp.surveymonkey.com
【B】20歳未満の1型糖尿病患者を扶養されている保護者